いわなバーベキュー
2008/10/26
大川のライオン岩
2008/10/11
大川の海岸線
ライオン岩遠景
伊豆熱川駅の2駅手前に伊豆大川駅があります。先にご紹介した「花いっぱい街道」がある駅です。
このあたりの海岸は、伊豆特有のごろた石(波に洗われてまん丸になった漬物石くらいの大きさの石)だらけです。ところで、伊豆には砂浜は数えるほどしかありません。伊豆白浜って、伊豆ではとっても珍しい天然砂浜です。熱海や、熱川の砂浜は、最近千葉や四国から運んだ砂を、このごろた石の上に敷いて作った、人工砂浜なんですよ。だから、熱海で砂遊びしようとシャベルで掘ると、30cmくらいですぐ石に当っちゃうんです。
最近、伊豆大川駅の観光看板にこのライオン岩が書かれるようになりました。でも、昔っから地元の人は、「この岩、ライオンにそっくりだね。」って言っていたんですよ。
ライオン岩
どうです。ライオンそっくりさんですか?お尻のふくらみなんか絶妙ですよね。サバンナでゴロンと寝そっべっている雄ライオンって感じです。
お顔も、ちょうど左後ろのこの角度で見ると…そっくりでしょう。
伊東から熱川に向かって車を走らせていると、このライオン岩が、会社まであと5kmの標識なんです。車が、ちょうどこの角度になると、いつもライオンの顔に「こんにちは!」ってあいさつするんですよ。
けやき公園の魔法使い
2008/06/22

朝市のひと
6月のある日、東伊豆町奈良本にあるけやき公園で、恒例の朝市がありました。
ちょうど梅雨の合い間の、カラッと晴れた気持ちの良い日でした。
けやき公園は、ホタル狩りのメッカでもあります。最近は、ホタルブームで、東伊豆町でも観光の目玉として大いに宣伝していて、町全体では7ヶ所も「名所」があるんですよ。
ホタル=豊かな自然、って連想は、ビックな観光施設をもたない田舎町にとっては、格好のうたい文句になりますからね。
ここだけの話、ホタルの幼虫を放流したり、中には成虫を買って来て放したりして、どこでも裏方さんは苦労しているようですよ。
でも、けやき公園は、そんなことしてません。それだけホタルさんにとって、居心地の良い場所ってことなんでしょうね。

アレッなんの屋台だろ
地場の野菜や果物、古物古着なんかの屋台のはずれに、なんだか、面白そうな屋台がありました。平台のうえに、発泡スチロールの飛行機と、木製のゴム銃が積み上げられています。


飛行機と鉄砲
発泡スチロールの飛行機は、どれもカラフルなデザインで、雲まで届くくらい飛びそうですし、ゴム銃は、百発百中って顔して自信満々で横たわっています。

さっそく、飛行機を買って飛ばしてみました。すると、期待に反して、手から離れたとたんに失速して、ゴツンと頭から墜落です。
つぎにゴム銃。これも、ガンマンみたいに格好つけて、左手をエルボにして銃身を支えて打ってみるんですが、的のペットボトルにちっとも当らない。
そこで、魔法使いのおじさんの登場です。
おじさんは、なにやらぶつぶつ魔法の呪文を唱えて、飛行機の羽をちょいとひねりました。すると不思議!おじさんの手を離れた飛行機は、グングン空高く飛んでいきます。
ゴム鉄砲は、引き金のうえの真鍮のリングの中央と、銃の先端の突起が重なった瞬間、息を止めて静かに引き金を絞るって魔法を教えてくれました。これには、呪文はありません。
「すげ~。魔法使いみたいだ!」こどもたちの、感嘆の声を浴びて、おじさんは、とってもうれしそうです。
魔法使いのおじさんは、魔人に命じて天から降らせたりしないで、何ヶ月もかけて作って来てるんですから。
伊豆の花いっぱい街道
2008/06/01
石垣には花いっぱい
東伊豆町の伊東寄りの端に、伊豆大川というちっぽけな伊豆急の駅があります。いちおう、大川温泉なんて看板が国道沿いに立っていますが、おっきくてメジャーな旅館なんてありません。今はメインの道路になったR135バイパスが、波打ち際を走っていますが、平行して数百m山側に旧道があります。40年くらい前にバイパスができるまでは、この旧道が国道だったため、今でも屋並や農協、バス停は(と言っても、一日数便しか走っていませんが。)この道に沿ってあります。 この道が、花いっぱい街道なんです。

どの民家の石垣も
観光バスや家族満載の1BOXなんかが行きかうバイパスと異なり、この道は地元の方しか通らない、忘れられたような通りです。ここ大川の地形も、伊豆では当り前の傾斜地ですから、道路の路肩は石垣積みのよう壁になっていて、この通りに沿って、両側に民家や農協、民宿なんかが並んでいます。
海側の家は石を積み上げて玄関の高さを通りとフラットにしていますが、山側の家は、よう壁の石垣の上に建ててあります。この山側のどの家も、石垣の上に競うように花を植えています。 まるで、石垣がキャンバス代わりになった絵のようです。
私は、何回も行ったり来たり。伊豆の田舎暮らし(の特権)を満喫しています。どう、うらやましい?
鹿の美人三姉妹
2008/05/20
いたいた!美人三姉妹
天城ハイランドには鹿が約500頭いる!って言うと、あなたも驚かれるでしょうね。でも、下田農林事務所が、昨年発表した推計によると、天城山ろくには鹿が1平方km当り約2.5頭棲息しているそうです。天城ハイランドの広さは、約200万平方kmありますから、かけてみると先ほどの数になるのですが、当然、天城山の原生林と分譲地とは違いますから、それより多いと言う人と少ないと言う人がいます。鹿に聞いてみたことが無いので、人間が住んでいる場所が暮らしやすいのかどうかは、よく分かりません。
しかし、冬の猟期になると、いきなり天城ハイランドの鹿口(人口と同じ意味です。)が増えるのは間違いありません。利口な鹿は、安全な場所がどこかよく分かっているようです。
ほら!早くパンよこせよ。
鹿と会うときは、大抵は数頭の群れで、それも大抵は雌、おそらく親子姉妹です。雄は、単独行動をとっていることが多いですね。私は、この孤高なる同抱に対し、密かなる共感?を覚えずにはいられないことを、正直に告白しなければなりません。
早朝か夕方であれば、天城ハイランドに行き来する道では、必ずと言ってよいほど鹿に出会えます。先方も、すっかり人間に慣れていて(なぜか、猟師と普通の人とは瞬時に見分けます。)、車を止めてシャッターを押す間、ポーズなんかして待っててくれます。
モデルのお礼に、私は、車にパンの耳を積んでいて、鹿たちのほうに投げてあげます。でも、そのうち、日光の猿のように、食べ物を実力行使で強奪していくような不良になっちゃうんでしょうか。とっても、心配です。
「鹿に餌を与えないでください。」なんて看板、天城ハイランドにはいらないですからね。
家庭菜園は戦場
2008/02/17
要塞化して防護体制万全?
天城ハイランドの家庭菜園は獣たちとの戦場です。人間たちは、フェンスやネットを張りめぐらして要塞と化し、獣たちの侵入を防ごうとします。ときどき、朝、鹿がネットに角をからませてダウンしているのを見かけます。
でも、鹿はオリンピック級の高飛びをしますし、猪はもっぱらフェンスの下のトンネル堀りです。
中には、フェンスをますます高くし、ホームセンターで高圧電流のセットを買い込んだりする人もいます。こうなると、獣たちとの知恵比べとなり、これがまたむきになったり、結構ハマって野菜つくりなんぞより面白いんだよね。
だけど、Mさんのように「収穫の半分は鹿と猪の取り分」って笑っている人もいます。このくらい達観されると、もう尊敬するしかありません。
獣たちの中でも、猿だけはどうしても撃退できません。フェンスもネットも全く意に介さないからです。蜜柑やトウモロコシなどの好物を植えないことが一番ですが、猿は大のいたずら好きで、人間の困る様子を見るのが楽しいらしいのです。食べもしないで根こそぎ引っこ抜いたりして、翌日、木の上から嬉しそうに見物しています。対策は、まあせいぜい、「困ってなんかいないんだぞ~」って空威張りして見せることくらいですかね。
敵前逃亡ってわけじゃないけど、最近は天城ハイランドの途中の部落の休耕畑を借りて、「通勤耕作」している人もいますよ。どこでもそうらしいけど、ここ東伊豆も高齢化が進んでね。放置される畑がどんどん増えてんだよね。荒れさせているより、耕作してきれいにしてもらえれば大歓迎ってこと。
結論。天城ハイランドに来て休耕畑を救い、ニッポンの食料自給率に貢献しよう!
田舎くらしとプライバシー
2008/02/09
今日は、住民総出の道路清掃
(Bさんのお話)
田舎に住んでみて、初めて分かったことは、田舎ではいつも会う人が決まっているから、自然に、人間関係が濃くなるってことね。考えてみれば当たり前のことなんだけど、以前、都会に住んでて「田舎暮らし」したいな…」って漠然とあこがれていたときには思いもよらなかったね。
覗き見しているわけじゃないけど、「あの家の奥さん、この3日ばかり見ないぞ。夫婦ケンカやったのかな。」とか、すぐ分かっちゃうよね。そういう意味では、プライバシーがない、とは言えるけどね。
でも、良いこともあってね。このあいだ、私たち夫婦が留守のとき、たまたま、知り合いが訪ねて来てね。通りがかりの人が、「Bさんは、今日は人間ドックで東京に行ってますよ。」って教えてくれたんだって。まあ、人間ドックまでは言わなくともいいんだけど…
伊豆の地元の人とのお付き合いでね、初対面なのにいきなり、「あんた、歳、いくつだね。」とか「仕事なにしてたんだね。」とか、「これから,どこ行くんだね。」とか、プライバシー無視の質問、連続攻撃されてびっくりしたね。
田舎の人って、人のこと何でもこと細かに聞いてくるんだよ。そのかわり、自分のこともおんなじ。詳しく話してくれるんはいいんだけど。たとえば、自分の収入とか、エーッこんなことオレに話して良いの?って感じ。今では、慣れっ子ですけどね。
そこで、お返しに自分の秘密、たとえば息子の嫁のグチとか話してしまうと、翌日には、ほかの地元の人から「あんたの息子の嫁は、ΟΟなんだってね。」って立ち話で言われちゃうんだよね。
なんでも立ち話の話題にされちゃうから、田舎にはプライバシーがないって言われれば、そうなんだけどね。さすがに、天城ハイランドの人は、もう少し都会的というかストレートな言い方はしないけど、まあ、ソフトなだけでおんなじだね。考えてみれば、都会の人と田舎の人の違いって、この言い回しの差だけなのかも知れないね。
救われるのは、行動や結果だけを話題にして、その人の性格とか動機なんかの心の中には立ち入らないことなんだよね。新聞なんかの履歴書欄、棒読みしてるって感じかな。別にマナーって気を使ってるようには見えないけどね。話が重くならないから聞いてて楽だし。
まあ、ややこしいことに興味が無いだけかも知れないけど。
田舎じゃ、用事の途中で知り合いと出合ったら、なにやかなの立ち話で1時間は取られるって、初めから覚悟しておかないとね。
畑なんかでやりたいことあっても、畑は、明日もあるしさ。
夜の天城ハイランドは野生の王国
2008/02/03
なんだよ~目ェ眩むんじゃんかよ。
この写真は1m以内に近ずいて撮影できたので、良く見ると狸さんの輪郭が分かるでしょ。天城ハイランドの獣たちは、人間を怖がらないんですよね。だから、さわらない限り近ずいても平気。
そうそう、天城ハイランドは、猟期には、「獣口密度?」が急に上がるんですよ。
獣たちも寝ますが、人間が近ずくとすぐに目を開けてこちらをじっと観察しています。廻りは街路灯も無い真っ暗闇。こっちはストロボの光だけが頼りで撮影しますから、出来上がった写真は、真っくろな画面になんかキラッと光るもんが2ヶ、になってしまいます。これじゃ、相手が何なんのか全く分からない。
狸も、鹿や猪と同じに人間の出した生ゴミを狙ってはいますが、かれらより行動がスローな分分け前にはあずかれないようです。でも、家の床下をセカンドハウスにして快適に生活していたりして、意外とかれらよりチャッカリ実利を享受しているのかも知れません。
昼の天城ハイランドはお犬様の天下ですが、夜は獣たちの王国になります。(どっちにしても、天城ハイランドでは人間たちは肩身狭く生きていかなければなりません…)
夜は、どこに居たのかとあきれるほど、そこいら中からわらわらと獣たちが出て来ます。犬たちが小屋に閉じ込められたり繫がれたりしますから、どんなにうるさく吼えられても、犬の鼻先まで近寄っては「フンッ」と平気です。
猪は、生ゴミや家庭菜園の芋を狙っていつでも忙しそうに駆け回っています。
鹿は家族で、(一見)のんびりと歩いています。人間どもがうっかり置き忘れた買い物袋(ラッキーなことって、何年たっても覚えていますね。)や家庭菜園の野菜を捜したり、家々の玄関や勝手口をチェックしたり、ときどき、窓ガラスに鼻を押し付けて、室内を見物しています。夜、いきなりガラス越しに目が合ったりすると(鹿の目は、夜は電球みたいに光るんですよ。)、人間のほうが驚いて「ギャー」と声を上げることも。
これって、もしかしたら逆動物園ですよね。
天城ハイランドはお犬様天下
2008/01/15
散歩の途中で。犬も人間もおしゃべりに夢中!
天城ハイランドは、お犬様の天下です。天城ハイランドでは、ほとんどのお宅で犬を飼っていますから、みんなご主人様の名前なんぞ忘れ果てて、犬の名前の○○ちゃんのパパ、△△ちゃんのママって具合に呼び合っています。散歩の途中ですれ違ったらもう大変。犬もご主人様も立ち話に時間を忘れます。
天城ハイランドに越して来て健康になった話、皆さんがおっしゃることですが、お犬様が一役買っていることは間違いありません。ほとんどの方は、犬の散歩は朝夕2回、朝食後と夕食前ですから、その時間は天城ハイランドの「お散歩ラッシュ」なんです。1回1時間として、約3~4kmそれも犬の体重を支えながら歩きますから、皆さんそろって健脚そろい、真っ黒な日焼けしたお顔をされています。
大きな声では言えない話、夕方、こっそり犬の首輪を外して「勝手に遊んできてね。」としばしの間バイバイする方もいらっしゃるって聞いたけど、一人?きりの犬を見かけたことはありませんから、噂だけなんでしょうか。それとも、犬は天城ハイランドの人がいる中心方向より、周辺の山野に向かって駆け出すから、当然、見かけることが無いのでしょうか。鹿や猪に聞いて見なければ分かりませんね。「おいおい、勝手に犬を放たないでよ。うるさくってしょうがない。」
Fさんの嫁退治
2007/12/06
かくして二人の作戦は成功して…
Fさんは、数年前に還暦を迎えました。
長らく勤め上げた会社に役職定年で残ることもできましたが、友人の会社社長がどうしてもと言うので、まあ週に2,3日、なんてつもりが、今では会社にとって欠かせない戦力になってしまって…定年時に立てた計画は急遽変更。天城ハイランドには、月に2~3日しか来ることができなくなってしまいました。
Fさんは、釣りが大の趣味です。天城ハイランドに来ると、いつもは白田漁港の突堤で糸を垂れます。Fさんが天城ハイランドから、カートに載せたボートを引いて下る姿も時々目にします。いずれ、暇になったら白田の漁師さんから中古の魚船を譲り受けて、漁業組合に入れてもらおう、と真剣に考えています。
Fさんには、目の中に入れても痛くないほどかわいい孫の正太クンがいます。
今年小学校5年生になる正太クンは、都会の小学校に通っているフツーの子供です。Fさんは密かに期するところがあって、正太クンがまだ小学校に入る前から、釣りの特訓をしてきました…と言いたいところですが事実は、正太くんを天城ハイランドに連れて来ると、Fさんのそばを片時も離れないので、結局はFさんと白田の突堤で過ごす時間が多くなってしまった、だけのことなんです。だから正太クンは、都会の子らしくなくミミズやゴカイを平気でつまんで針につけます。
さて、正太クンのママの登場です。ママは正太クンを某有名私立中学へ入学させるというの大きな野望を抱いています。

白田漁港
ママは正太クンには、年3回の休みに進学塾に通ってほしいのです。天城ハイランドさえ無ければ、正太クンは塾に行くかも知れない。だから、ママは天城ハイランドが大嫌いなのです。ママは舅のFさんには、遠慮があって直接言うことが出来ない分、Fさんの息子、つまり自分の亭主に愚痴をこぼします。
ところで、天城ハイランドにはK大を出て中高一貫の有名私立学校の先生を退職されたCさんがいらっしゃいます。Cさんは、気さくでいばらない方で、Fさんとは立ち話仲間です。一度、Fさんの弟子入りをして釣りを始めてみるか、なんて話をしています。Fさんは一計を案じて、Cさんに正太クンの家庭教師になってもらう、と言う話を作りました。Cさんには、ことの成り行きだけは話ましたが、せめて1回だけでも家庭教師の真似事を…なんてことも一切お願いはしませんでした。
ママは半信半疑。でも、Cさんの経歴を聞けば反対することもできません。そこで、正太クンは、今年の夏休み、ママのお許しを得て山のような参考書を抱えて天城ハイランドに来ました。これで、正太クン、夜は参考書と首っ引きなら、とりあえず八方丸く収まるのですが、私はFさんからそんな美談は聞いていません。Fさんと正太クンは、完全な共犯ですから、絆がますます強くなったことは事実でしょう。でも、この話、めでたしめでたしなんでしょうか。。
実は、このお話のタイトル「嫁退治」は、Fさんの言った言葉をそのままそのまま使わせて戴きました。実態は、退治と言うより「嫁だまし」に近いと思いますが、私はある意味Fさんに感心しています。
嘘は、いずれバレるでしょうし、賢明なFさんが分かっていないことはありません。
いくら孫のためとは言え、こんな嫁退治まですれば、Fさんが将来かなりの責任を背負い込むことは間違い無いことでしょう。また、正太クンにとっての良し悪しは、一生かかっても結論の出ない難しい問題です。しかし、Fさんは程度の差こそあれ将来の修羅場を覚悟しています。
そして選択し実行したのです。
